フェッテ・ロンドゥ・ジャンブ・アンレール②

男性と女性が二人で踊るグランパドドゥの最後に女性が見せる
大変華やかな回転技です。
片方の脚で水をかき回すような動きをしながら連続で回転していきます。

最初はピルエットでプレパレーションに入り、
片足がプリエをするのと同時に、ルティレにつけていた脚を
ドゥバンに出します。
そこからアラスゴンドに脚を持っていきます。
この動きがロンドゥジャンブになるのです。
アラスゴンドにしたら、その脚をルティレに持ってくるのと同時に
軸足もルルヴェで立ちます。
このときの体の向きは、ピルエットと同じで、
体の向きは時計の3の方向に、顔は正面に向いていてください。
ここから首を切り返して正面に体も戻します。
プリエと同時にドゥバンに出してまた同じように繰り返していきます。

フェッテはロンドゥジャンブをせずに、ただアラスゴンドに出すだけの
ダンサーもいます。
アラスゴンドに出すだけだと、放り出すようにして出すため、
雑に見えてしまいがちです。
見た目はロンドゥジャンブの方が迫力があり、丁寧に見えるので
グランフェッテを見る機会がある際は、そのあたりも
注目して見てみてください♪

フェッテ・ロンドゥ・ジャンブ・アントゥールナン①

この動きは、グラン・パ・ド・ドゥのコーダで女性が32回転することで
とても有名なパです!
とても華やかで見ごたえのある動きですよね♪
「グラン・フェッテ」「フェッテ」「フェッテ・アントゥールナン」という
呼び方をされることが多いです。

「アン・トゥールナン」とは「回転しながら」という意味を持ちます。
何かしらのパを回転しながら行うときに、この「アン・トゥールナン」
という言葉がつきます。
回転しながら何かを行うのはとても難しいですね。

回転が入ると、何が難しくなるのか・・・。
まず、軸が取りにくなります。
例えば「アッサンブレ・アントゥールナン」もアッサンブレだけは
そこまで難しい動きではないのに、アントゥールナンでやると
ぶん回すようになってしまい、
空中で上半身と下半身がねじれバラバラになってしまいやすくなります。

まず、アントゥールナンが入る場合は、自分の軸がどこにあるべきか、
常に考えなければならなくなりますね。
特にフェッテのような何回も連続して行うものは特に
引き上がった真っ直ぐに伸びている軸の意識が必要になるので
毎回確認しながら練習すると良いですね。

イタリアンフェッテの腕の効果!

イタリアンフェッテはアラスゴンドにあげた脚から
ドゥバンにして軸足の向きを変える、
正面にひっくり返る部分がとても難関な部分になってきます。
ここで回ろうと思ってしまうと、上半身と下半身が崩れてしまい
体全体のコーディネートが悪くなってしまいます。
イタリアンフェッテは一回だけでなく連続してやる動きなので
何回も続けてやることが出来なくなってしまいます。

回るのではなく、フェッテなので軸足がアンドゥオールすることで
体の向きも変わります。
そして体を助けてあげるのは上半身、腕の動きです。
アンバー、アンナヴァンを通り右手、もしくは左手がアンオー、
反対側の腕はアラスゴンドに開きます。
アンバー、アンナヴァンから、片手アンオー、片手アラスゴンドに持ってくるときに
自分の上体を持ち上げるようなつもりで、腕をあげてください!
そうすることで、下半身の動きが楽になり、上半身の引き上げを助けてくれます!

イタリアンフェッテ

イタリアンフェッテは森の女王のヴァリエーションや、スワニルダのヴァリエーションに
よく見られる動きですね!
アラスゴンドにあげた足を、後ろに振り上げアチチュードで正面に振り返ります。
これを連続で繰り返すのでとても見ごたえがあり、華やかな動きのひとつですね!

イタリアンフェッテは、回るのではなく、体の向きが変わっていくだけです。

まずは脚だけ説明していきます!
エカルテドゥバン(右足の場合、おへその向きは左斜め前に足は右斜め前)に
脚を出します。
そこからあげた脚を一番のプリエを通過するようにして左斜め後ろのドゥバンに出します。
このとき軸足は曲げてアンフォンデュ(片足だけ膝を曲げた状態)からドゥバンの時には
もう軸足が立ち上がろうとしてください。
ドゥバンにするときまでアンフォンデュにしていると次にひっくりかえるのが
とても大変になってしまいます。
ドゥバンに出したときはもう立ち上がっているくらいのつもりです。
その状態から脚はその場所に置いたまま体の向きだけが変わります。
おへその位置はクロワゼまで持ってきましょう!
体の向きが変わるのと同時に脚もドゥバンからアラスゴンド、アチチュードへと
変わっていきます。

脚で振り回そうとしてしまうと、連続でやるのがとても難しくなります。
グルグルと回るのではなく、フェッテなので、軸足の向き、体の向きだけが
変わるイメージを持ってください!

トウシューズでのピルエットの軸足

トウシューズでピルエットを回るのが怖いと、どうしてもなりやすくなって
しまうのが、軸足が緩んだ状態で回ってしまうことです。
軸足に立ちきれずにトウシューズで乗っかってしまうとこのような
状況になりやすくなります。
軸足が曲がったままトウシューズで立ってしまうと足を捻挫してしまったり
怪我をする原因にもなってしまいます。
低い位置で回るのではなく、高いところ高いところに腰を持ってきて
ルティレのポジションに持ってきてください!

ルルヴェで立ち上がる場合、プリエの力を利用してしっかり上に
力強く立ってください!
ですが、立ち上がってから勢い余って弾まないように注意してください。
高い位置に、自分の体がスポッとはまるようなイメージを持ちましょう!
そこに目がけてルルヴェに立ちます!!

トウシューズのときこそ、軸足の膝が曲がらないように気をつけてください!
膝を中にグッと押し込めるのではなく、膝の裏側が長く伸びるイメージを持って
膝を伸ばしてください♪

トウシューズでのピルエット ~ダブル編~

シングルピルエットが綺麗に回れるようになったら、
ダブルの練習をしてみましょう!!
いきなりダブルを回ろうとすると、最初から力んでしまい、
シングルすらできなくなってしまうので、まず最初の練習として
シングルのあともすこし長くたっていられるように練習してみて
ください!!

シングルを回ったらすぐに降りずにそのまま1秒でも長く立ってルティレの
ポジションをキープするつもりです!
そこからもうひとつ首を切り返せば、ダブルになります。
でもまず、ダブルを回る前に、シングル回り終わったあと
バランスを取ってから降りる練習をしてください。

ダブルはシングル以上に長くバランスを取り、立ち続けなければなりません。
それの感覚を掴むためにも、いきなりダブルに入らず、まずは立ち止まって
バランスの確認をしてください!!

無理やりダブルを回るよりも、こうしてひとつひとつ確認しながら
初心に戻るようなつもりで練習をするほうが綺麗に回れる近道に
なります!!

トウシューズでのピルエット ~シングル編~

トウシューズが履けるようになったら、いつか出来るようになりたいのは
やはりピルエットですよね!!
バレエシューズのピルエットよりもトウシューズの方が立ち上がるのに
勢いが必要です。それを怖がってしまうとシングルでも回るのが
難しくなってしまいます。

トウシューズの場合、バレエシューズ以上に、バランスの練習を
たくさんすることをお勧めします!
トウシューズのピルエットは、立ち上がるタイミングが掴める様に
なれば、シューズが勝手に回ってくれるのでシングルくらいなら
楽に回れるようになります。

4番のプレパレーションからプリエをしてすぐにルティレに立ち上がります。
これを何度も練習して、立ち上がるタイミング、自分のバランスの位置が
一発ではまるところを探してください!!

そこからは、バレエシューズのピルエットと同様です!
首をしっかり残してすぐに振り返る!
アンナヴァンの形を崩さない!!
これが出来ればトウシューズでピルエットを回る
近道になります♪

床を踏む、足の裏、指先で感じる意識!!

「ダブルは、シングルにプラス伸び上がるだけ」という考え方を
少し紹介しましたが、これはピルエットに限らす、
上に伸びるためには、脚が床を突き刺して立つ意識を
忘れないようにしてください!!

上に伸びて伸びて・・・とは言われても、上に伸びるだけだと
あばら骨が開いてしまって、胸がそってしまい、
後ろにバランスがもっていかれちゃうようになってしまいます。

上に伸びるためには、それに耐えられるだけの逆の方向に働く力が
必要となってくるのです。
それは、バランスでもピルエットでも、アテールでも同じことです。

ドゥミポアントの場合、足の指、肉球部分にあたるところが
真下に突き刺すように立ちます。
そこから一本のまっすぐな軸が上に抜けていきます。
下腹部をとおり、背骨側に抜けていきます。
その軸の上にたち、力は上に抜けていくイメージです!

上に伸びるためには、ただ、伸びるだけでなく、
下に突き刺す力も同時に必要なんだ!ということを
頭に入れてレッスンしてみてください!!

2回転ではなく、1回転プラス1?

シングルもダブルも気をつけること、軸の取り方、
プレパレーションのプリエはまったく一緒です。
ただ、違うことは回転が1回増えること、ただこれだけなのです。
やはり、ダブルを回ろうと思うと、どうしても力んでしまいます。

そこで考え方として、2回転、ではなく、1回転ついでにもう1回転・・・・
というようにちょっと考えてみてほしいのです!!

回るときに「1、2」と数えるのではなく「1、1」と数えます。
しかもその最後の1は「伸び上がる」だけだと思ってください。
最初に1回転したら、上に力を伸ばすだけ、伸びようとするだけ、
その意識をしてみてください!!

ここの筋肉がどうでこうで・・・と固く考えるのではなく、
アンドゥオール、背中の意識・・・などという細かいことは忘れ、
シングルのあとは伸びるだけ、だと思ってほしいのです。
それだけで、ダブルは回れます。
逆に力が抜け、腰の位置も高い位置に入りやすくなります。

ダブル回ると思うととても大変な気がしますが、
実はそんなに特別なことをしているわけではないのです。
意識の仕方を少し変えるだけで、やりやすくなるということを
感じられると、もっと力を抜いて、楽に踊れるようになってきます!!

ダブルピルエットの基本

ピルエットのシングルが回れるようになると、
やはり次回りたいのは、ダブルピルエットですよね!!

ダブルもシングルも軸のとりかた、バランスで回ることに
変わりはありません!!
ダブルだから何か特別なことをするというのも
ないのです!!

ただ、シングルよりも長く立たたなくてはいけないですし、
シングル以上に軸の意識やバランスの安定感がないと
難しく感じるかもしれません。

二回転回る!!と意気込んでしまうと
力が入り余計に回れなくなってしまいます。
まずは、「回る」という先入観をなくすことから
始めてみてください!!

力を抜いたバランス、顔の切り替えしさえつけば
ダブルも楽に回れるようになるのです。
回れない・・・その原因、邪魔をしているものは、
「体に力が入っている」ことです。
体というと、大雑把な言い方ですが、
主に「首」と「肩」です。

特に首に力を入れてしまうと、連動して肩にも力が
入ってしまいます。
そうすると、顔をつけて回りたくても、つけられなく
なってしまうのです。

どこの力を抜けばいいかわからなくなってしまったときは、
「首」のちからを抜くことを考えてみてください!!
首の力が上手に抜けるようになれば、連動して
ほかの箇所も抜けるようになってきます!!